■ 顔の形決める5遺伝子発見=目の間隔や鼻の高さに影響―将来はDNAから似顔絵? |
( 平成24年09月18日 )
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[9/14 6:09 時事通信]
目の間隔や鼻の高さなどに影響を与える遺伝子を5種類発見したと、オランダのエラスムス大などの国際研究チームが14日、米科学誌プロス・ジェネティクスに発表した。オランダ、ドイツ、オーストラリアに住む欧州系の計約5400人について、DNAの個人差がある箇所と顔の形の3次元測定結果を合わせて解析した。
研究チームは今後、DNAの調査対象者や顔の形の測定点を増やして解析すれば、顔の形を決める遺伝子がさらに見つかる可能性が高いと指摘。目や髪の色は既にDNAからかなり高い確率で予測できるようになっており、将来は犯罪捜査の際、容疑者のDNAから似顔絵を作れるかもしれないという。
顔の形は生後の環境より遺伝の影響の方が大きいと考えられている。研究チームは顔の形を正確に測定してデータ化するため、脳出血や腫瘍などの検査に使われる磁気共鳴画像装置(MRI)を利用し、鼻から上の27カ所の位置関係を測定。DNA塩基配列の個人差がある箇所(256万カ所)と関連があるか調べ、関連がある箇所を含む遺伝子を探し出した。
一言コメント |
近未来美容整形やジェノサイドという小説を思い浮かべました。生物遺伝子学の究明 は、ひとを幸福に導くのでしょうか。顔の特徴や体格などの一定の先天的要素は決まっているとしても、人格や性格などに関しては、少なくとも、後天的要素、環境、教育因子などによって変えられるものと信じたいですね。 |
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